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2014年10月6日月曜日

ああ、レッサーパンダが at 上野動物園

雨でも楽しめるのです

昨日10月5日、台風18号が接近してはいましたが、まだ警報等は出ていなかったので、上野動物園に様子を見に行ってきました。

といってもあくまで所用のついでです。

雨のほうが面白い様子を見ることができる、なんてことを言う人はいますし、それはそれで間違いではありません。
けれども、現実にはハードルの高い話です。

というのも、動物園という施設は、来園者が雨でも楽しめるような設計になっていることはまずありません。
雨が降らない前提で通路などは設計されています。

傘をさしっぱなしでないと動物を見ることはできませんし、昨日のようにちょっと雨が強くなると地面は水たまりだらけです。
上野動物園はまだしも、動物園によっては地面が泥だらけ、なんてことになったりもするようです。
晴れた日に比べると、快適に見られる動物の種類はかなり限られてしまいます。

このあたり、水族館や美術館とは違いますね。
行く側がよほど雨対策をしっかりしていないと、動物園では不快な思いが先立ってしまうのが普通です。

そろそろ全天候型の動物園とか、建設されてもいいんじゃないかと思うのですけれどもね。
イオンモールとかに併設して。

サンシャインシティに水族館があるくらいなのですから、大型獣にこだわらなければ、それくらいできるんじゃないかなと思うのです。
雨で来園者数が激減、なんて心配をする必要もなくなりますし。

とかいいながら、既存の動物園でも、それこそ何かの用事で近くに行くことがあるのなら、雨でもついでに立ち寄ってしまうと、それはそれで楽しいものですよ。
無料か、または年間パスポートとかを持っていないと、ちょっときついとは思いますけれど。

さて、前置きが長くなってしまいました。
雨の中の動物を紹介していきましょうか。

これが雨の動物園なのです

ジャイアントパンダ
まずはジャイアントパンダです。
雨の日だと、並ばずにみることができます。
でも、それなりに人だかりはできていました。
さすが人気者ですね。

休日の予定とか組んじゃって、遠くから東京に来てしまったような人だと、雨が降っても見に来ざるをえなかったりしますもんね。

でも、こんな天気ならかえってパンダ、見放題です。
「早く進んでくださーい」なんて無粋なことを言われる心配もありません。

こちらは屋内展示場です。傘を閉じてゆっくり観察することができます。

せっかく雨が降っているのだから、外に出して水洗いすればもっと白くなるでしょうに。


ホッキョクグマ
同じく、外で水洗いしたくなるようなホッキョクグマです。
けれども、こちらはもともと屋外です。

雨とかまったく関係ないようです。
普段からプールに飛び込んで泳いだりしていますからね。

しかし、プールに入っていてもこの色って困りましたね。
プールに漂白剤でも入れないと、写真映えするような白にはなりそうもありません。

こちらもいつもとは違って人だかりがないので、ゆっくり見られますよ。

アメリカバク
中には雨のほうが元気になる動物もいます。
こちらのアメリカバク、放飼場を走り回っていました。
しかも写真をよく見てください。
舌をペロペロ出しながら走っていたのです。

キリンみたいな黒い舌ではないって、初めて知りました。

タテガミヤマアラシ
もちろん、雨なんか勘弁してくれよって感じで、小屋の中に引きこもってしまっている動物もたくさんいました。
キリンとかゾウは屋内に収容されてしまっていました。キリンは屋内通路から観察、ゾウはガラス越しに見る形です。
タテガミヤマアラシはいつもの放飼場にいたのですが、雨を避けて完全に小屋に入ってしまっていました。

レッサーパンダ
そんな中でこの子は...

レッサーパンダ
レッサーパンダです。
体毛が雨をはじくでもないのに、なぜか外にいました。
しかも、晴れているときとまったく同じ樹の上。
雨、かなり強く降っていたのですけれど。

その気になれば、小屋の中に入ることもできるのに、わざわざ表に出て、雨に打たれているのです。

もともと涼しいところにすんでいる生き物なので、このほうが気持ち良かったりするのでしょうかね。

レッサーパンダの体毛が水をはじかない、というのが一番の発見でしたが、これってビジュアル的によろしくないですよね...
でも本当に小屋への出入りは自由なので、この子は好き好んでこの場所にいたのです。

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