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2014年10月8日水曜日

ついにお縄のコツメカワウソ at みさき公園

正直、期待していませんでした

本日、動物園・水族館ニュース 日刊 Zoo Ring の記事をまとめていて、これは大きな知らせだと思ったのがこちらです。

みさき公園 みさき公園からのお知らせ
逃走したコツメカワウソの捕獲について

8月4日に逃走したコツメカワウソが、10月4日、園内で捕獲されたとのことです。
外傷なしで、とりあえず一安心といったところでしょうか。

海が近く、緑も多いエリアなので、正直、捕獲できるとは思っていませんでした。
近隣に被害が出る前に捕獲されてよかったです。

コツメカワウソ。Wikipediaより。著作権情報

逃がさないのが第一ですが

ここ数年に限っても、東京近辺だけでも、サンシャイン水族館でミナミコアリクイが逃走したり、葛西臨海水族園でフンボルトペンギンが逃走したり、井の頭自然文化園でニホンリスが逃走したりしています。
各園、逃走の経緯はさまざまです。

そういえば、上野動物園でニホンザルが逃走したこともありました。あのときは、特定の個体が普通にモートを登り切ってしまうという、スーパーモンキーぶりを発揮しての事件でした。

さて、今回のみさき公園での件については、まあ、担当者のちょっとした油断かな、といったところがないでもないです。

とりあえず猛獣でなくてよかった、とはいうものの、コツメカワウソは立派な食肉目の動物なのですよね...

近隣に被害が出る前に捕獲されてよかったです。
ペットとかが襲われた後でしたら、大変な事態になることでした。

もしかしたら、漁業関係でささやかな被害とがあったのかもしれないかなとは思っていますが。

おそらくは夏で、緑豊かな園内ということもあり、昆虫などを食べて生活していたのではないでしょうか。
最後は捕獲用の罠で捕獲されたとのことですが、普通にエサを食べようとしたら捕まっちゃった、というオチではないかと想像されます。

しかし、これって、逆に考えたら、園内で放し飼いでも生活できそう、ってことではありませんか?

先述の井の頭自然文化園も、もともとは園内でニホンリスを放し飼いにする計画を持っていたりしたのですよ。
結局、試行中にリスが園の外に出てしまって近隣に迷惑がかかるということで立ち消えになったのですけれど。
倒木でリス舎のケージが破れ、リスが逃げ出したときに、関係者が苦笑していました。
こちらも騒ぎにはなりましたが、近隣にそれ以上の迷惑がかかるまえに収拾がついてはいます。

みさき公園って、昔は園内でクジャクが放し飼いにされていました。
今でも多摩動物公園ではクジャクが園内を歩き回っています。

コツメカワウソだってがんばれば。
とか思ったのですが、コツメカワウソは絶滅危惧種になってしまっています。
ニホンカワウソだって、つい最近、絶滅認定されたばかりですし。

放し飼いにするには、ハードルの高い種のようです。

より自然に近い形で動物たちを観察できる動物園、への道のりはまだはるかに遠そうです。

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