どういうポジションなのでしょう
本日、動物園・水族館ニュース 日刊 Zoo Ring の記事をまとめていて注目したのがこちらです。
富山市ファミリーパーク 飼育係から
ツシマヤマネコの日記 「樹上生活のヤマネコ」
「ヤマ」はいつも頭上にのびる通路のところにいます
とのことなのですが、これはさすがにリンク先の記事にある1枚の写真を見ていただかないと状況が分からないでしょう。
ぱっと見ただけでは、写真でもどういう状況だかわかりにくかったりするのですが。
要は人が通る通路の上に、立体交差するようにヤマネコ用の通路があって、そこに「ヤマ」がいるということのようです。
著作権の関係で肝心の写真はこちらには貼れません。代わりにWikipediaから拝借した写真でツシマヤマネコをご覧ください。
ツシマヤマネコ。Wikipediaより。著作権情報。 |
旭山動物園にもあったような
同じような展示の仕方をどこかで見たような気がするなと思ってざっと探したところ、旭山動物園でした。
旭山動物園のヒョウがちょうどこのような展示の仕方になっています。
旭山動物園のWEBサイトの「もうじゅう館」の紹介を一度ご覧ください。
こちらのユキヒョウ、アムールヒョウがやはり人間用の通路の上を通るようになっており、真下から観察することができるようになっています。
いわゆる行動展示の一環です。
上から人間を見下ろす形で展示してやったほうが、動物の側も安心できると、動物園の方が説明していました。
もちろん、そういう習性を持った動物の話です。
何でもかんでも上に持っていけばいいというものではありません。
ただ、趣旨は若干異なりますが、サル山についても、人間よりもサルの視線が上になるように作ったほうが好ましいというような話を聞いたこともあります。
いずれにせよ、人間が「人間のほうが上だ」という固定観念を持たないようにしたほうがよい、という考え方は共通しています。
実際のところ、下から見たほうが意外感があって楽しかったりしますよね。
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