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2014年10月4日土曜日

水を探すマレーバク at 多摩動物公園

水洗がいいのです

本日、動物園・水族館ニュース 日刊 Zoo Ring の記事をまとめていた気になったのがこちらです。

多摩動物公園 ニュース
マレーバクの子のマレーバクらしさ

マレーバクの赤ちゃんのエピソードです。
担当の飼育員さんが、まずは授乳の心配をし、次はウンチの心配をした話が綴られています。

結局、マレーバクの赤ちゃんのウンチは、扉のレールの水たまりに見つかったのですが、この、水のところでウンチをするというのがマレーバクらしい、というオチです。

マレーバク。Wikipediより。著作権情報

マレーバクだけではないのです

この記事にケチをつけるわけではないのですが、ちょっと待ってください。
水中でウンチをするのはマレーバクだけではないですよ。

カピバラだってそうです。

もっと意外なところだと、ヤマネコの一部とか。

ヤマネコでも、縄張りを持てない弱い個体は、こっそり川とかにウンチをして流してしまうと聞いています。

結局のところ、他の動物に襲われないようにするための習性ってことですよね。

しかし、生まれてばかりで、誰かに教わったわけでもないのに、とっさに水のあるところに行ってウンチをするって、一体どこから身につけるのでしょう。
ヒトだと生まれたばかりは糞尿垂れ流しで、育ってからウンチは所定の場所でするものと、後天的に教えられます。

マレーバクやカピバラは生まれつき、水のあるところでウンチをするというのなら、それを先天的に知っていないといけないことになります。
簡単に遺伝子レベルで云々と言う人がいますが、「水のところでウンチすること」という直接的な情報がDNAに入っているとは考えられません。

何か別のにおいとかに関する情報が入っていて、その副作用として、「あ、水のないところでウンチするとやばい」という判断になるのだと思います。
その何か別の、間接的な情報が一体何なのか、とても気になります。

とかいって、案外、私が知らないだけで、実は親がしつけているだけ、というオチかもしれませんね。

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