水洗がいいのです
本日、動物園・水族館ニュース 日刊 Zoo Ring の記事をまとめていた気になったのがこちらです。多摩動物公園 ニュース
マレーバクの子のマレーバクらしさ
マレーバクの赤ちゃんのエピソードです。
担当の飼育員さんが、まずは授乳の心配をし、次はウンチの心配をした話が綴られています。
結局、マレーバクの赤ちゃんのウンチは、扉のレールの水たまりに見つかったのですが、この、水のところでウンチをするというのがマレーバクらしい、というオチです。
マレーバク。Wikipediより。著作権情報。 |
マレーバクだけではないのです
この記事にケチをつけるわけではないのですが、ちょっと待ってください。水中でウンチをするのはマレーバクだけではないですよ。
カピバラだってそうです。
もっと意外なところだと、ヤマネコの一部とか。
ヤマネコでも、縄張りを持てない弱い個体は、こっそり川とかにウンチをして流してしまうと聞いています。
結局のところ、他の動物に襲われないようにするための習性ってことですよね。
しかし、生まれてばかりで、誰かに教わったわけでもないのに、とっさに水のあるところに行ってウンチをするって、一体どこから身につけるのでしょう。
ヒトだと生まれたばかりは糞尿垂れ流しで、育ってからウンチは所定の場所でするものと、後天的に教えられます。
マレーバクやカピバラは生まれつき、水のあるところでウンチをするというのなら、それを先天的に知っていないといけないことになります。
簡単に遺伝子レベルで云々と言う人がいますが、「水のところでウンチすること」という直接的な情報がDNAに入っているとは考えられません。
何か別のにおいとかに関する情報が入っていて、その副作用として、「あ、水のないところでウンチするとやばい」という判断になるのだと思います。
その何か別の、間接的な情報が一体何なのか、とても気になります。
とかいって、案外、私が知らないだけで、実は親がしつけているだけ、というオチかもしれませんね。
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