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2014年10月23日木曜日

イモを洗うサル at 到津の森公園

変化が必要なのです

もちろん動物によって、という前置きは必要なのですが。
動物園では動物たちの退屈しのぎをどうするかというのが、最近では重要な検討課題となっているようです。

野生下では動物は一日のほとんどをエサ探しに費やします。
しかし動物園では待っていれば決まった時間にエサがもらえます。
残った時間をどうすればいいのか、動物たちも飼育員もわからず、場合によっては動物たちにとってストレスになってしまうのだそうです。

さて、本日、動物園・水族館ニュース 日刊 Zoo Ring の記事をまとめていて、これに関連したブログ記事をみつけました。
それがこちらです。

到津の森公園 公園だより 動物たちのおはなし
サツマイモ いただきました♪

近隣の小学校から大量にサツマイモをいただいたので、それをニホンザルたちに与えた様子です。

変化をつけるために、あえて洗わず切らず、そのまま与えています。
写真がたくさんあって、たのしい記事になっています。

ニホンザル。Wikipediaより。著作権情報

個性が出るのです

ざっと到津の森公園の記事を読んだだけでも、

  • 口で皮をむいて食べる
  • うまく皮だけ残して食べる
  • 水で洗って食べる
  • 地面でこすって泥をおとして食べる

といった4種類の食べ方が見られます。
というか、これだけの食べ方をきっちり見つけて写真に収めた飼育員さんがすごいのですけれど。

いずれにせよ、切ったエサをもらったときよりは、食事に時間がかかっているようです。

水で洗って食べるというのが、やはり気になるのですが、記事内ではこれをやったのは4頭とのことでした。
すべてのサルが同じ食べ方をするわけではない、というのが興味深いですね。

時間が経てば同じ食べ方に収れんするのか、それともいくつ世代を重ねても個性というのはなくならないのか、それは相当な時間をかけて観察してみないと分からないことです。


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