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2014年9月18日木曜日

がんばるアジアゾウのマーラ at のんほいパーク

リハビリがんばってます

本日、動物園・水族館ニュース 日刊 Zoo Ring の記事をまとめていて気になったのがこちらの記事です。

豊橋総合動植物公園(のんほいパーク) ○アジアゾウの「マーラ」はリハビリがんばっています。(2014/9/17更新)

東京の上野動物園に何度も行ったことのある人なら、「アーシャ」の娘といったほうが通りがいいでしょう。

前肢を骨折してからもう1年以上寝たきりの状態です。
それでもどうにか9月17日に3歳の誕生日を迎えることができました。
誕生日会の動画が公開されています。

スタッフの方の献身的な看病に頭が下がります。

2012年のマーラ。Wikimediaより。著作権情報

改めて資料をまとめ直しておきます。

2011年9月17日 誕生。誕生直後に母親のアーシャが育児放棄。人工哺育へ。
2011年11月23日 名前がマーラに決定。
2012年9月30日 放飼場で躓き、右前肢を痛め、続いて右前肢を痛める。
2013年1月28日 レントゲンの結果、両前肢骨折が判明。治療のため寝たきりに。
2013年3月末 骨折はほぼ完治。リハビリを始める。

これ以後、不定期ではありますが、のんほいパークのWEBサイトで、リハビリの進行状況が公開されています。

2014年9月18日現在では、リハビリ用のプールで80分ほど立って過ごせるようになっているとのことです。

もしも日本でなかったら

Wikipediaには、マーラのページができています。

そこには「骨折した子ゾウは、欧米の多くの動物園では安楽死の措置を取る」などという恐ろしいことが書かれています。

ここで「恐ろしい」と考えてしまうのが日本人であり、欧米人にとっては将来の見えないリハビリに取り組むことのほうが恐ろしいことなのかもしれませんが。
のんほいパークのWEBサイトのように、寝たきりの姿を公開してしまうというのも、動物の尊厳を考えたら、是非の論争が起こりかねません。

今のところ、リハビリは順調に見えますし、マーラ自身も頑張っているようですが、将来については楽観も悲観もできない状況、というのが本当のところなのでしょう。

動物園の動物に対して過度に人格を投射して考えてはいけないのでしょうが、この度公開された動画などを見ていると、応援したい気持ちにはなります。

上野動物園ではアーシャのファンだった人たちがたくさんいます。
いつかマーラが元気な姿を上野動物園で見せてくれる日を、たくさんの人が待っています。

いえ、私としては上野動物園でなくてもいいのです。
焦らなくてもいいのです。
いつかでいいですから、マーラ、元気になってください。

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