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2014年9月30日火曜日

コフラミンゴさんの訃報 at 須坂市動物園

9月25日、須坂市動物園でコフラミンゴが亡くなりました。

ソースはこちら。

須坂市動物園 須坂市動物園日記
コフラミンゴさん

  • 須坂市動物園で40年10か月飼育された老齢個体です。
  • 死因は老衰です。
  • 最後の1羽だったため、これで須坂市動物園でのコフラミンゴの展示は終了となります。
訃報に限らず、動物園・水族館の最新情報は、動物園・水族館ニュース 日刊 Zoo Ring でまとめています。

ハンドウイルカの赤ちゃん誕生 at 新江ノ島水族館

9月29日、新江ノ島水族館でハンドウイルカの赤ちゃんが誕生しました。

ソースはこちら。

新江ノ島水族館 新着生物
バンドウイルカの「ミュー」が出産! 元気な赤ちゃんが誕生しました!
  • 誕生日は9月29日
  • 母親はミュー
  • 父親はパル
  • 飼育下4世
  • 体長 約 130cm
  • 体重 約 30kg
  • 性別未確認
  • 母子ともブリーディング・プールにおり、離れたところからの観察は可能
となっています。

ハンドウイルカ。Wikipediaより。著作権情報
赤ちゃん誕生に限らず、動物園・水族館の最新情報は、動物園・水族館ニュース 日刊 Zoo Ring でまとめています。

大事をとるホッキョクグマ at 男鹿水族館GAO

男鹿水族館GAOでは、10月6日から、メスのホッキョクグマ、クルミの展示を中止する予定となっています。

ソースはこちら。

男鹿水族館GAO お知らせ&トピックス
ホッキョクグマ クルミのエサの時間・展示について

クルミは今年2月にオスの豪太との交尾が確認されており、出産の可能性があります。
これに備えての措置です。

ホッキョクグマ。Wikipediaより。著作権情報

ホッキョクグマの繁殖についての基礎知識は以下のとおりです。

  • 胎生です。
  • 遅延着床のため、交尾して即妊娠というわけではありません。
  • 春先に交尾をし、その年の冬の間に出産します。
  • 野生のホッキョクグマは雪に掘った穴の中で出産、授乳します。
  • 仔グマが歩けるようになるまで、母クマは何も食べません。
  • 一度に生まれる子どもの数は1頭から4頭くらいです。
  • 2000年以降、日本でホッキョクグマの自然繁殖に成功しているのは札幌市円山動物園と男鹿水族館だけです。
  • 男鹿水族館の豪太とクルミのペアの間には2012年に子どもが生まれています。こちらの子はミルクと名付けられ、現在は釧路市動物園で飼育されています。

今回もあくまで、妊娠の可能性に備えての措置、なのですが、良い結果になることを祈念しております。

ホッキョクグマについては、


が詳しく、本稿はこれらを参考に構成させていただきました。

また、動物園・水族館の最新情報については、動物園・水族館ニュース 日刊 Zoo Ring をご参照ください。

腕っぷしの強いカリフォルニアアシカ at 宮島水族館

哺乳類最強かもです

今朝、動物園・水族館ニュース 日刊 Zoo Ring の記事をまとめていてとても勉強になったのがこちらの記事です。

みやじマリン宮島水族館 月刊みやじマリンTV Vol.6 10月号
【特別な目線だから見える!アシカの秘密を教えます!】

動画で見るアシカ。とても勉強になるまじめな内容でまとめられています。
編集もしっかりしていて、単なるネット上の動画ではなく、普通のテレビ番組みたいに構成されています。

さて本題に入る前に。

胸から腕にかけての筋肉が発達した動物といえば、私の場合、真っ先に鳥類が頭に浮かびます。

では哺乳類に限ってみればどうでしょうか。
オランウータンとかシロテテナガザルといった、樹の上で生活する動物は、上半身の力が強いです。
あと、トラとかも獲物をしとめるために太い前脚を持っています。

と、私は思っていたのですが、今日のみやじマリンTVを見て考えを改めました。

アシカの上半身のパワー、すごいです。

カリフォルニアアシカ。Wikipediaより。著作権情報

泳ぎ方からして違います

宮島水族館ではアシカショーをやっています。

水族館のショーといえば、イルカとアシカが定番ですよね。

イルカはドルフィンキックという名前があるように、尾びれの力で泳ぎます。
下半身、というか、厳密にはしっぽ。腹筋背筋と尾の力で、あれだけのスピードを出し、ジャンプを見せてくれているわけです。

一方アシカは、といいますと、それが今日のみやじマリンTVの本題になります。
ここからは完全にネタバレです。

アシカは鳥が飛ぶように、上半身と胸びれの力で水中を進みます。
ちょうどペンギンが泳ぐ姿にそっくりです。

アシカショーでジャンプするときも、主に上半身の力でジャンプします。

ネットで動画検索すれば、確かにペンギンがジャンプしている動画も見ることができます。
ただし、ペンギンは比較的大型のジェンツーペンギンでも体重10kgもないのに対して、カリフォルニアアシカではオスは300kgを超え、メスでも100kg近くになります。

ショーでジャンプしているアシカは、とても300kgには見えませんが、50kgは優に超えているのではないでしょうか。
この重さで、あれだけの高さまで、胸びれの力で飛び上がるのですから、相当な上半身の力を持っているということでしょう。

上野動物園などでぼんやり眺めていると、「飛ぶように泳いでいる姿」しか見られないのですが、実は、プールから飛び出せるくらいの力は持っているということのようです。

もっとも、プールから飛び出すメリットが、アシカの側にはないのでしょうけれど。

肉球ぶにぷにのライオン at 九十九島動植物園 森きらら

貴重な一枚です

本日、動物園・水族館ニュース 日刊 Zoo Ring の記事をまとめていて、これは素晴らしいと思った写真がこちらの一枚です。

九十九島動植物園 森きらら Facebook これは一体誰の「手のひら」でしょうか?

ネタバレになるので、日刊 Zoo Ring のほうには書けなかったのですが、ライオンの右前足のアップが掲載されています。

ネコとは色が違うけれども、指の並びはネコだよな、とか思って最初は見ていました。
ヒントに「大型の肉食動物」とあったので、真っ先にライオンが頭に浮かび、答えをみたらどんぴしゃりでした。
(正直なところ、推理が当たるとうれしいものです)

Wikimediaとかを探しても、ライオンの手のひらの画像というのはなかなか見つかりません。
これは、ライオンの手のひらについて考えるにあたって、とても参考になる貴重な一枚です。

ライオン。Wikipediaより。著作権情報

興味深いのです

写真を見ての私の個人的な興味を紹介します。

まず、ぱっと見て思ったのが、「ツメがない」ということ。
ライオンの爪は、ネコ同様に収納することができます。

知識としては知っていたのですが、実際にこうやってアップの写真で見ると、そもそもどこに収納されているのかすらわかりません。
むか~し、多摩動物公園のイベントでライオンの爪の実物というのを見せてもらったことがあるのですが、さすがに百獣の王と言われるだけあって、かなりでかい代物でした。
これをさらっと隠せるのですから、それだけでもすごいことです。

次に、ツメに関して、収納された状態になっていること。

この写真は、麻酔中に撮ったものだということです。
ということは全身脱力の状態なのでしょう。
その状態で、だらんとだらしなく爪は飛び出すのではなく、収納された状態になっているのが興味深いです。
ネコも病院とかで麻酔をしたら、爪は引っこんでしまうのでしょうか。
このあたり、ペットを飼えない身分では分かりません。

とりあえず脱力すると爪が収納されるということは、ツメを出すには多少はいきんでいるということなのでしょうね。

三つめに注目したのは、親指の位置です。

形態が形態なので、親指と言っていいのでしょうか。単なる痕跡なのでしょうか。

右前足と言われて初めて、ああ、これが親指なのかと分かるようなところに、指らしきものが見えています。
大型の肉食獣といいながら、クマやパンダとは、指の並びが違いますよね。
やはり知識として知っていても、なかなか画像として見られる機会はないものでした。

以上が今朝のうちに感動した3つのポイントです。

またいつか見直したら他の興味が沸いてくるかもしれません。
みなさんにも、この写真、ブックマークをおすすめします。

2014年9月29日月曜日

ハシビロコウ展示予告 at 神戸どうぶつ王国

10月11日から神戸どうぶつ王国でハシビロコウの展示が始まります。

ソースはこちら。

神戸どうぶつ王国 Official Blog
2014年10月11日(土)~関西初上陸!怪鳥"ハシビロコウ"が神戸どうぶつ王国に仲間入り!

ハシビロコウは動かない鳥というキャッチで、メディアでは有名です。
が、実際に見られるのは関東近郊の上野動物園、千葉市動物公園、那須どうぶつ王国、伊豆しゃぼてん公園か、四国の高知県立のいち動物公園のみとなっていました。

これが関西でも見られるようになるというのは価値が大きいです。

神戸どうぶつ王国では、ハシビロコウのための専用スペース「ビッグビルラグーン」約500平方メートルでの展示となります。

  • 公開予定 10月11日より
  • オス・メス 1羽ずつ
  • いずれも年齢不明
  • 那須どうぶつ王国より移動
となっています。

上野動物園のハシビロコウ。Wikipediaより。著作権情報

ちびっこから見ると、怒っているみたいで顔がちょっと怖いんですよね。
上の方から見下ろすと愛嬌のある面白い顔つきなのですけれど。
あと、動かない鳥と言いますが、それは野生での話で、動物園では結構動きます。

動物の新規展示に限らず、動物園・水族館の最新情報は、動物園・水族館ニュース 日刊 Zoo Ring でまとめています。

ブラッザグエノンの赤ちゃん誕生 at 東武動物公園

9月9日の朝、東武動物公園でブラッザグエノンの赤ちゃんが生まれました。
いろいろと事情があって、3週間ほど公表を遅らせていたようです。

ソースはこちら。

東武動物公園 飼育係奮闘記 動物園の一日
2014年09月28日 新たに赤ちゃん誕生

  • 誕生日は2014年9月9日。
  • 母親はキセレ。
  • 性別は不明。
  • ずっと母親にしがみついているそうなので、身長体重なども分かっていないでしょう。
  • キセレちゃんの赤ちゃんを探してみてくださいね という記事の書きっぷりからして、既に一般公開されているようです。
  • 場所はモンキーワールドです。


ブラッザグエノンの親子(東武動物公園の親子ではありません)。
Wikipediaより。著作権情報


赤ちゃん誕生に限らず、動物園・水族館の最新情報は、動物園・水族館ニュース 日刊 Zoo Ring でまとめています。

おかあさんといっしょ、じゃないアミメキリン at おびひろ動物園

成長が早い、のでしょうか?

本日、動物園・水族館ニュース 日刊 Zoo Ring の記事をまとめ終えて見直していて、あれ? と思ったのがこちらのブログの記事です。

おびひろ動物園 飼育展示係7のZoo Diary でびゅー

先日からの予告通り、アミメキリンの赤ちゃんが27日、放飼場にデビューしました。
その時の写真が何枚か公開されています。

ヒトと違ってキリンの赤ちゃん、成長が早いですね。
でもさすがにあれあれ? という写真が混じっていました。

アミメキリン。Wikipediaより。著作権情報

安心な場所は?

著作権の関係で写真をここに貼りつけることができないので、一度、上記のおびひろ動物園のブログの記事をご覧ください。
注目は2枚目、3枚目の写真です。
お母さんキリンのリボンが放飼場に出てきています。

リボンにしてみれば、勝手知ったる放飼場ですし、ずっと屋内にいたので退屈していたというのもあるのでしょう。
喜んで表に出てきているように見えます。

ところが、仔キリンがついてきていないのです。

仔キリンの目に、初めての放飼場というのはどのように映ったのでしょう。

ブログの執筆者は「当然、はじめに出てくるのはお母さん。」と書いてしまっていますが、これって、当然だったのでしょうか?
好奇心旺盛な動物だと、子どもの方が先に飛び出してきてもおかしくなかったような気がします。

ところがこちらの仔キリンはお母さんに置いて行かれてでも、室内に留まっていたかった様子です。
お母さんが迎えに来て初めて、表に出てきました。

表に出たら出たで、走り出してみたりと、いかにも子どもっぽいのですが。

そこが安全な空間だとわかると、いくらでも遊びたいのでしょうね。

それとも北海道なので、もしかしたら最初は、単に外気が涼しすぎただけなのでしょうか?

いずれにせよ、元気に育ってもらいたいものです。
個人的に気になっているのは赤ちゃんの角なのですが、今日の写真では小さすぎてよく見えません。
そろそろ出っ張ってきているのでしょうか?


2014年9月27日土曜日

スローモーなオランウータン at 福岡市動物園

動画がいいのです

最近は、動物園や水族館のブログに動画がアップされる例も増えてきました。

本日も、動物園・水族館ニュース 日刊 Zoo Ring の記事をまとめていて、いきなり札幌市円山動物園から始まり、いくつかの動画を見させていただきました。

そのような中、これはと思ったのがこちらです。
日本動物大賞「功労動物賞」受賞のお祝いに、オランウータンにドリアンをプレゼントしたときの様子が、動画と写真で公開されています。

文章と写真では
一方オス「ミミ」は苦戦して、初めは投げて割ろうとしていましたが…
などという表現もあり、なかなか激しいなと思ったりしていたのですが。
同じページに載っている動画を見て脱力しました。

そんな投げ方で割れるわけないではないですか。

オランウータン。Wikipediaより。著作権情報

ドリアン。Wikimediaより。著作権情報
オランウータンの動きのスローモーさというのは、実物か、動画を見ないと分からないのですよね。

強くて優しいのです

あの巨体ですっすとタワーを上っていく様子を見ても、いかにオランウータンって腕力があるか、分かってもらえるかと思います。
動きは滑らかですが、なんだかスローモーって印象はぬぐえませんね。

多摩動物公園のスカイウォークを見ていてもそんな感じです。
ダイナミックなのですが、何だかのんびりに見えてしまいます。

もっとも、福岡市動物園の場合、同居しているシロテテナガザルの動きがダイナミックすぎるというのもあるのですが。

同じく福岡市動物園ブログのこちらの記事とか見てみてください。


やはり同じ福岡市動物園のこちらの動画を見ればわかるのですが、パワーではオランウータンのほうが一枚上のようです。


そんなオランウータンとシロテテナガザルの関係ですが、今日はドリアンを仲良く分け合って食べてくれたようです。

シロテテナガザルが余計なちょっかいを出さなければ、オランウータンって優しい動物なのですね。

ちなみにオランウータンの天敵といいますとウンピョウやスマトラトラが挙げられるのですが、樹上にいるオランウータンを狩るのは大変ですし、力負けする恐れもあるので、大人オランウータンが襲われることはそれほど無いようです。

というわけで、オランウータンの最大の天敵は、人間、ということになります。

2014年9月26日金曜日

つるんとしたキリン at おびひろ動物園

SF映画に登場できます

本日、動物園・水族館ニュース 日刊 Zoo Ring の記事をまとめていて、これは一押しだなと思ったのが、このブログの写真です。

何はともあれ、このブログの記事の1枚目の写真を見てください。

一瞬、何の生き物か分かりませんでした。
カンガルーだかラクダだかに、キリンのアミメ模様のセーターでも着せたのかと思ってしまいました。

実際は、首の上もキリンだったのですけれど。

スターウォーズか何かに、こんな宇宙人、登場していませんでしたっけ?

重要なパーツってあるのです

先日の「アミメキリンが誕生しました」の記事の写真ではそれほど違和感がなかったですが。
こちらは全身が写っているので、脚の長さとか、首の長さが目に入り、それでキリンだと、私の脳が認識していたのでしょう。

ところが、本日のブログの写真は顔だけのアップです。

さらに、赤ちゃんなので、頭にあれが無いのです。

あれ、というのは角です。私にはこぶに見えてしようがないのですが、正しくは角なのだそうです。

確かに、以前の写真も今あらためて見返すと、頭に角が無いですし、頭の部分だけを見ると、何の動物だか分かりません。

キリンというと、ついつい首の長さに目が行ってしまいますが、意外なところにキリンを特徴づける重要なパーツってあるのですね。

この角、生まれて数週間すると生え始めるので、つるんとした頭を見られるのは本当にうまれてすぐの一時期だけなのだそうです。

ところで、キリンの角の役割ですが、調べてみたところ、よく分かりませんでした。

2014年9月25日木曜日

ブクブクなゼニガタアザラシ at 上野動物園

とても潜れるのです

前から不思議で仕方がないのです。
どうしてこの子たちは長い時間、水に潜っていられるのか。

単に潜るだけでなく、水の中で昼寝までしてしまいます。


この状態で停止して、10分以上動かないこともあります。
あ、この写真、プールの中ですから。
プールの底で寝てしまっているのです。

お客さんが心配して飼育員さんを呼びに行ったのを見かけたこともありました。

でも、やっぱり時間が経てば目が覚めて、また泳ぎ出したりするのですよ。

「あー、よく寝た」って感じでしょうか。

ところで本気でぐっすり眠るときは水中なのでしょうか、陸上なのでしょうか。

こちらのサイトによると、どちらでもあり、という結論になっていますね。

時々遊ぶのです

アザラシは元々遊び好きなのか、じっくり観察しているといろんな遊びを見せてくれます。

背泳はもう当たり前。

時には足で水中の柵にぶら下がってぶらんぶらんやったりしています。

そしてこの日は、私の目の前で、ブクブクやってくれました。


イルカがショーでやるバブルリングとかとは違って、思いっきり鼻から空気を出しています。

失敗して鼻に水が入ってツーンとかして慌てて浮上、ってなことにはならないのでしょうか。
ならないのでしょうね。

この上野動物園のゼニガタアザラシ、結構、来園者を意識して、遊んでいますよ。

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一触即発のシマウマ&チーター at アフリカンサファリ

事前の知識が必要なのです

本日、動物園・水族館ニュース 日刊 Zoo Ring の記事をまとめていて、ちょっと書き足りていないかなと思ったブログ記事があります。

記事を読む前に知っておいてください。
ちゃんとした理由があって、アフリカンサファリでは、シマウマとチーターを同じセクションで飼育しています。

そのちゃんとした理由はブログの記事を読めばわかるとして、この「同じセクションにいる」ということが重要なポイントであり、これが分かっていないと、面白さが半減してしまいます。

では、問題の記事です。
  • 九州自然動物公園アフリカンサファリ アフリカンサファリブログ 一触即発!?
きわどい距離でのシマウマとチーターのにらみ合い。
しかし、野生の本能でしょうか。衝突は回避されました。

シマウマ。Wikipediaより。著作権情報

チーター。Wikipediaより。著作権情報


事後の知識もどうぞ

完全に豆知識コーナーになってしまいますが。

まずシマウマについて。
シマウマはそもそも気性の荒い動物です。
なので家畜化できなかったと言われています。
また、蹴りの威力はすさまじく、ネットで探すと、ライオンを返り討ちにしてしまっている動画なども見つかります。

次にチーターについて。
チーターって、実物は意外と小さく細いです。
肉食の猛獣であることには違いないのですが、図鑑や写真などのイメージほどは大きくなく、強くもなかったりします。
獲物をハイエナに横取りされたりしますし。要するにハイエナのほうが強いってことです。

野生の動物は、ちょっとした怪我が命取りになります。脚一本を怪我してしまえば、もうチーターは狩ができず、飢え死にするしかありません。
なので、狩というのは「絶対に狩れる」という場面でないと行われません。
体が大きく力の強いシマウマ相手に勝負を挑むことなど、あり得ないのですね。

残された大きな疑問

個人的に大きな疑問があります。

今日のアフリカンサファリのブログの記事に関してです。

そもそもどうしてこのにらみ合いが起こってしまったのか。

お互いに、激突は無益だと最初から分かっているでしょうし、エサとかが競合しているわけでもありませんのに。

むしろ、そこを掘り下げてくれてもよかったかなと思わせる、今日の記事でした。

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2014年9月24日水曜日

寝相が気になるハシビロコウ at 上野動物園

活発です

上野動物園といえば、やっぱりパンダでしょうか。
でも、最近はこれも人気です。
今年の夜の動物園のポスターにもなりました。


よくお客さんが言っていますよ。
「動く」「動く」って。

「動くぞこいつ」って、ガンダムじゃないんですから。

そもそもどこから、ハシビロコウは動かないって話は出てきて、どこ経由で有名になったのでしょうか。

野生のハシビロコウは、狩をするときにじっと動きませんから、決してそれは間違った知識ではないのですが。

でも、動物園ではのそのそ動き回っていますよ。
動物園で本物を見たことがあるなら、「動かない」って感想は出てこないと思うのですが。

じゃあ、野生下なら?
人間を見たら動いて逃げちゃうんじゃないでしょうか。

注目ポイント

もちろん、動くといっても、小鳥のようにちょこまか動くわけでもないので、ゆっくり観察しがいのある鳥なんです。

足の指の長さとか。

あれだけのでかい頭、も含めて、体を支えるのですが、脚の部分はペンギンなんかよりはるかに細くて、指が長かったりするのですよ。
指が短いとこけてしまいますからね。

それともう一つ、個人的な注目ポイントは頭の後ろです。


どいつもこいつも寝ぐせがついたままなんですよ。
どうして、ペタンといかないのか。

脚もクチバシも届かないところなので、手入れとかしているとは思えないのです。

どういう寝方をしたら、ああいうヘアースタイルになるのか、気になって仕方がありません。

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安らかに眠ってほしいアメリカクロクマ at 円山動物園

安楽死、しかない現実です

本日、動物園・水族館ニュース 日刊 Zoo Ring の記事をまとめていたショックを受けたのが、こちらの記事です。

アメリカクロクマの風子の訃報です。

上あごに繊維肉腫が見つかり、検査の結果、治療の術がなく、このままにしておいても風子の苦しみが増すばかりということで、安楽死という措置をとらざるをえませんでした。

担当の飼育員さん、獣医さんの気持ちを考えると、こちらも胸が痛くなる話です。

安楽死というと、豊橋市ののんほいパークのアジアゾウのマーラのことがすぐに頭に浮かびます。
欧米だととっくに安楽死させられていた、というマーラが日々、リハビリに励んでいます。
つい先日もその様子がWEBサイトで報告されていました。

日本では安楽死というのは最後の最後、やむにやむにやまれぬ措置なのです。

それをやらざるを得ない瞬間、というのが実際にあるということ。
20年近くも生きてきた、もはや仲間といってもいいくらいの動物の命を人の手で奪わざるを得ない現実に、不条理を感じます。

医療が十分に進歩する日まで、同じ悲劇は何度も繰り返されるのですね。

アメリカクロクマ。Wikimediaより。著作権情報

あらためて

こういう事件事故がきっかけで、また別の視点が開けることもあります。

マーラを応援してあげないといけないと改めて強く思いました。

それと、もう一つ。
本日の円山動物園のブログで、風子が冬眠しようとして雪に穴を掘っている写真が紹介されていました。

本当に冬眠されてしまうと健康管理ができなくなるため、円山動物園では飼育員さんがつど穴をつぶしていかないといけなかったそうです。

東京では上野動物園がこのところ毎年のようにツキノワグマやヒグマを冬眠させていますが、こういう記事と比較すると、それって実はとてもすごいことだったのですね。
毎年毎年、あまりに普通に冬眠させているので、外のモニター画面をみながら、「ああ、今年もやっているんだな」くらいにしか思っていませんでした。

とてもささやかですが、風子の死によって改めて知らされた一つの事実です。

もちろん、動物の治療の難しさや、ひいては人間も含め、病気一般の怖さも改めて思い知らされた一件でもありました。

最後になりましたが、風子さん、長い間お疲れさまでした。安らかにお休みください。

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2014年9月23日火曜日

クシャクシャなモルモット at 井の頭自然文化園

ねずみ算です

井の頭自然文化園の公式WEBサイトにはいちいち掲載されたりしないのですが。
園では毎週、とまではいかなくても、それに近いペースでモルモットが生まれています。

モルモットふれあいコーナーで活躍しているモルモットたちは、井の頭産なのです。

つい先日も、1日前に生まれたばかりのモルモットがいました。


モルモットは生まれたときから毛が生えていて、なんて図鑑には書いてありますけど、それを実際に確認できます。

模様もどういう遺伝の仕方なのか、様々です。

ズームイン

親モルの向こう側にいる子が妙にクシャクシャに見えるので、ズームインしてみました。


なるほど、そういう模様だったのですね。

こんな珍しい模様。
大きくなってふれあいコーナーにデビューしたら、きっと人気が出ることでしょう。

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間隔の狭いスマトラトラ at ズーラシア

あらためて、生まれつきです

本日、「動物園・水族館ニュース 日刊 Zoo Ring」の記事をまとめていて、あらためて発見があったのがこちらの記事です。
8月4日に生まれた仔トラの写真が大量にあって、とても見応えのある記事です。

そのような写真の中で一枚、明るいところで親子が並んで写っているのがあります。

是非一度ご覧になってください。親子の大きさの違いが分かります。

今更ながらですが、トラの仔って、子どものうちからトラ模様なのですね。

仔トラの写真で著作権上の問題のないもの、というのがなかなか見つからないので、上記のブログの記事を見るか、下の大人トラの写真で我慢するか、してください。

スマトラトラ。Wikimediaより。著作権情報

縞模様がつまっています

親子が並んでいる写真で、大きさの違い以外に、縦縞模様にも注目です。

大人と比べると、一本一本の線が細く、間隔がつまっています。
きっとこのまま、成長すると、線が太く、間隔が広くなっていくのでしょう。

ということは、体の模様は生まれつき決まっている、ということなのでしょうね。
ネットでは、これといった信憑性のあるソースは見つけられませんでしたが、模様自体は一生変わらないというような記述は見つかりました。

まだ、ズーラシアのスマトラトラの親子は公開されていませんが、公開される日がくれば、親子の模様の幅の違い、実際に見比べることができるようになるのでしょう。

今から楽しみです。

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2014年9月22日月曜日

怖いレッサーパンダ at 上野動物園

光のマジックです

ちょっとした光線の影響だと思うのですけれど、ぱっと撮った写真がこんなになってました。


目つきが完全に吸血鬼です。
牙とか爪とかも怖いです。

ま、一応、肉とかも食べたりする動物なので、こういう表情があっても悪くはないのですが。

ほんとに一瞬でした


次の瞬間には、こんなでれでれした、ぬいぐるみっぽい姿に戻っていました。
かなり高い枝なのですが、お腹だけで乗っかってバランスをとっています。

お見事です。

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緑色のホッキョクグマ at 天王寺動物園

色ではわからないのです

本日、動物園・水族館ニュース 日刊 Zoo Ring の記事をまとめていて気になったのがこちらの記事です。

記事内容自体は、ホッキョクグマのゴーゴに臨時で氷柱をプレゼントすることになったという話なのですが、注目は写真です。

ご存知の方はご存知の話なのですが、今年もホッキョクグマのゴーゴが緑色になってしまっています。

日本の動物園に限った話なのかもしれませんが、ホッキョクグマの毛に藻がついて緑色に見えてしまうことがあります。
これはホッキョクグマの体毛が中空になっていて、そこに藻が生えてしまうことが原因なのだそうで、それはそれで興味深い話ではあります。
野生下ではホッキョクグマの生息域でそうそう簡単に藻が生えるとは思えませんので、動物園固有の現象なのかもしれません。

少なくとも動物園の中、という限られた環境では、緑色になったからといって、病気になったりだとかいった不便は無いようです。

そういえば、上野動物園でも、この春、釧路市動物園から帰ってきたホッキョクグマのユキオが土の運動場で遊びすぎて茶色グマになっていたことがありました。

同じく上野動物園では、以前、アルビノのツキノワグマを飼育していたことがあり、これが白かったので、同園では「シロクマ」と呼ぶと区別がつかないため、必ずホッキョクグマと表記するようにした、との逸話があります。

笑って許してもらえるでしょうか

ところで、みなさんがこのような緑色や茶色のホッキョクグマを見たらどう思うでしょう。

珍しいものを見られたといって喜ぶでしょうか。
それとも、変なものを見せられた、金返せといって怒るでしょうか。

それは人それぞれなのだとは思いますが。

緑色の原因になっている藻が原因でホッキョクグマが亡くなったという話はもちろんのこと、健康を害したという話すら出ていませんので、目先の問題はそうそう大きくはないのでしょう。

基本的にサル以外の哺乳類は色覚が発達していないので、緑色だろうが茶色だろうが、私たちが思うほど本人(本クマ?)にとって見た目には影響がそれほど無いのかもしれません。

ただ、この記事を書くにあたってざっと調べたところ、ホッキョクグマが、動物園での飼育の困難な動物の一種であることは間違いがなさそうです。

今、見ておかないと、近い将来、動物園に行っても本物を見られない動物のひとつ、になってしまうかもしれません。

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2014年9月20日土曜日

救われない子猫 at 宇都宮動物園

ひどいです

動物園は平和で楽しい場所であってほしいと思っているのですが。

今朝、動物園・水族館ニュース 日刊 Zoo Ring の記事をまとめていてこんなにひどい記事が目に飛び込んできました。

諸権利の関係で内容を引用できないのでここでかいつまんで説明します。
本当の事実関係は上のリンク先で確認してください。

「人間の身勝手のせいで、また保健所に行かないといけない」という内容の文章と写真3枚が掲載されています。

写真の1枚目は園長(マスコット)の「さんた」(♂ 拾い猫)がアップで怒っている写真です。

続く2枚は動物園の前に捨てられた段ボール箱。
写真を拡大すると「子猫が入っています」と書かれています。

誰か心無い人が、動物園の前に子猫を捨てていったということなのでしょう。
色々な意味で動物園で捨て猫を受け入れるわけにはいきませんから、「保健所に行かないといけない」という話に、当然、なってしまいます。

ちょっと説明不足もあります

わざわざこのようなネガティブな情報を公開するのですから、園としてもそれなりに熟考しての記事なのでしょう。

内容が内容だけに、炎上とまではいかないまでも、多数のコメントが寄せられています。

  • 子猫を捨てるという行為を非難する内容
  • 動物園で里親を探せという内容
  • 保健所行きはひどいという内容
  • 子猫の状態を心配する内容
などなど...

やはり、園の投稿内容からして説明が足りていないなとは感じさせられます。

きちんと説明できない事情などを裏読みすると、これが初めてのケースではないということが想像されます。

これまでも同じようなことをする人がいて、これまではこっそり対応していたのが、もはや限界に達したのでしょう。
対応というのは保健所への持ち込みかもしれませんし、里親探しかもしれません。
いずれにせよ、捨て猫はもうやめてほしいと、公に告知せざるを得ないところまできてしまったのでしょう。

もう一つ、私の勝手な願いですけれど、今回の子猫は実は救われたのではないかということ。
実際には保健所には行っていないから具体的なことが書けず、説明不足にならざるを得なかった可能性もわずかながらあります。
だからといって、子猫を捨てた人に胸をなでおろしてもらいたくはないのですが。

とにかく動物の遺棄は重い犯罪です。
環境省のこのあたりのページを参考にしてください。

犯罪だからやってはいけない、というレベルの話では、もちろんないのですが。


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2014年9月19日金曜日

ビシッときまったアライグマ at 井の頭自然文化園

かっこいいのです

たまにはビシッとかっこいい写真もお見せしましょう。

井の頭自然文化園のアライグマさんです。


「部屋の中にもいます。上にあがってのぞいてみてください」と書いてあります。
よーく見ると、暗い部屋の中に何か動物の影が。


いました。あっち向いてホイって感じです。

でも、ここから頑張って、ビシッと決まった写真を撮りました。


どうです?
手前の子の右前足のポーズとか、耳の角度とか、細かいところまできまっているでしょう。
後ろの子はカメラ目線くれてます。

外来生物なのです

ぱっと見、かわいい子なのですけれど、気性が荒くてペットには向かないのだそうです。

それを知らずに飼おうとした人がいて、結局飼いきれなくて、その辺の山に逃がしてしまったのが野生化して、今は日本の従来の生態系を乱す存在、外来生物として扱われています。

動物に罪はないのですが。

もしも動物園の外で野生の個体が見つかったら、殺処分が原則となってしまっています。

結局重たい話になってしまいましたね。ごめんなさい。

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そろそろブレイクしてほしいマーラ at アフリカンサファリ

ポピュラーなはずなのです

何年か前の思い出話になります。
会社の先輩が「この前、娘をつれて動物園に行ったらこんな動物がいたんだけど、なにこれ」
と言って、私に一枚の写真を見せてくれました。

誰がどう見てもマーラだったのですが、その先輩は、
「へえ、マーラっていうんだ。変なの」
とか言って、その話はそれきりになりました。

そんな、先輩とのやり取りを思い出すような記事が、本日、「動物園・水族館ニュース 日刊 Zoo Ring」の記事をまとめていた際に見つかりました。

九州自然動物公園 アフリカンサファリ 地味な人気者
担当者が、マーラの魅力について説明してくれています。

けれどもやはり、「目立たない動物」の位置づけのようです。

マーラ。Wikimediaより。著作権情報

意外な飼育状況

ここでちょっと、日本動物園水族館協会のデータベースで、マーラの飼育状況を調べてみました。

すると、マーラがメジャーになれない理由が少し見えてきた気がしました。

まず一つは地理的な偏りです。

あくまで日本動物園水族館協会加盟の動物園・水族館に限った話なのですが、マーラを飼育している施設は全国でおよそ30あります。
これが、関東近郊の動物園で飼育されているのはもちろんとして、あとは西側に偏っています。

九州だけで6施設で飼育されている一方で、北海道・東北では0となっています。

それともう一つ、地方を代表するようなメジャー?な動物園では見られないことも分かりました。

北海道・東北にある円山動物園、旭山動物園、八木山動物園はもちろんのこと、上野動物園、多摩動物公園、ズーラシア、東山動植物園、京都市動物園、天王寺動物園、王子動物園、安佐動物公園、福岡市動物園といった動物園では飼育されていないようです(2012年の情報です)。

マーラを飼育しているメジャーな施設というと、富山市ファミリーパーク、アドベンチャーワールドや、とべ動物園くらいになってしまうでしょうか。

一方で、セカンドメジャーとでも申しましょうか、そういった規模の動物園ではよく見られるようです。
宇都宮動物園、埼玉県こども動物自然公園、井の頭自然文化園、いしかわ動物園、浜松市動物園、長崎バイオパーク、平川動物園といったところが挙げられます。

こういう偏りがある動物というのも、ちょっと珍しいのではないでしょうか。

マーラの可愛さについて

私のよく出かける井の頭自然文化園にもマーラがいます。
ひたすら穴掘りとかしていてとても可愛らしいどうぶつです。

近くにカピバラがいるせいか、人気ではどうしても少し劣ってしまうようですが。

カピバラを見ると「あーっ、カピバラさんだ!」といって立ち止まるお客さんが、マーラのところに来ると「なにこれ?」と言いながら通過していってしまったりします。

園も「カンガルーじゃないよ」といったパネルを出して、アピールしているのですけれど。

私が勝手に思うに、やはりエピソードの足りなさでしょうかね。
アニメか何かのキャラクターとして1回でも登場すれば、ブレイクしてくれるものと信じています。

井の頭自然文化園にて。


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2014年9月18日木曜日

さらに野生がよく分からないユキヒョウ at 多摩動物公園

こちらのほうが重症です

昨日はアムールトラの案内をしました。

本日はユキヒョウです。


モコモコしていてかわいいやつです。

やはり体の模様は保護色になっています。
私たち人間やサルの仲間は色が見えるので、そこにユキヒョウがいるとすぐに分かってしまいます。
が、色の見えない草食獣からですと、ユキヒョウはこのように見えます。


ぱっと見ただけではどこにユキヒョウがいるか分かりません。

ってかシンギズくん、何やってんですか。
そんな身の潜め方しても、獲物は捕まえられませんよ。

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がんばるアジアゾウのマーラ at のんほいパーク

リハビリがんばってます

本日、動物園・水族館ニュース 日刊 Zoo Ring の記事をまとめていて気になったのがこちらの記事です。

豊橋総合動植物公園(のんほいパーク) ○アジアゾウの「マーラ」はリハビリがんばっています。(2014/9/17更新)

東京の上野動物園に何度も行ったことのある人なら、「アーシャ」の娘といったほうが通りがいいでしょう。

前肢を骨折してからもう1年以上寝たきりの状態です。
それでもどうにか9月17日に3歳の誕生日を迎えることができました。
誕生日会の動画が公開されています。

スタッフの方の献身的な看病に頭が下がります。

2012年のマーラ。Wikimediaより。著作権情報

改めて資料をまとめ直しておきます。

2011年9月17日 誕生。誕生直後に母親のアーシャが育児放棄。人工哺育へ。
2011年11月23日 名前がマーラに決定。
2012年9月30日 放飼場で躓き、右前肢を痛め、続いて右前肢を痛める。
2013年1月28日 レントゲンの結果、両前肢骨折が判明。治療のため寝たきりに。
2013年3月末 骨折はほぼ完治。リハビリを始める。

これ以後、不定期ではありますが、のんほいパークのWEBサイトで、リハビリの進行状況が公開されています。

2014年9月18日現在では、リハビリ用のプールで80分ほど立って過ごせるようになっているとのことです。

もしも日本でなかったら

Wikipediaには、マーラのページができています。

そこには「骨折した子ゾウは、欧米の多くの動物園では安楽死の措置を取る」などという恐ろしいことが書かれています。

ここで「恐ろしい」と考えてしまうのが日本人であり、欧米人にとっては将来の見えないリハビリに取り組むことのほうが恐ろしいことなのかもしれませんが。
のんほいパークのWEBサイトのように、寝たきりの姿を公開してしまうというのも、動物の尊厳を考えたら、是非の論争が起こりかねません。

今のところ、リハビリは順調に見えますし、マーラ自身も頑張っているようですが、将来については楽観も悲観もできない状況、というのが本当のところなのでしょう。

動物園の動物に対して過度に人格を投射して考えてはいけないのでしょうが、この度公開された動画などを見ていると、応援したい気持ちにはなります。

上野動物園ではアーシャのファンだった人たちがたくさんいます。
いつかマーラが元気な姿を上野動物園で見せてくれる日を、たくさんの人が待っています。

いえ、私としては上野動物園でなくてもいいのです。
焦らなくてもいいのです。
いつかでいいですから、マーラ、元気になってください。

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2014年9月17日水曜日

野生がよく分からないアムールトラ at 多摩動物公園

密林の王者です

多摩動物公園で、アムールトラのアイさんが、堂々と体を休めていました。


アクリル越しなので反射が入ってしまっています。ごめんなさい。

ところで、シベリアとか行ったら、こんな感じで崖の上の見晴らしのいいところに野生のアムールトラとかっているのでしょうか。
何だか違う気がします。

こんなに目立ったら、獲物が逃げて行ってしまうではないですか。

こちらがお母さんです

隣の放飼場にはアイのお母さんのシズカがいました。


さすがに貫録があります。
これぞ、私の想像する野生のトラの姿です。

ちなみにトラに捕食される側の草食獣(哺乳類)のほとんどは、人間と違って色を見分けることができません。
なので、上の風景はこんな感じに見えているはずです。


私たち人間が見るほどには目立ちません。
トラ模様がなかなかいいカムフラージュになっていますね。

と思って見ていたら...


やっぱり親子なのでしょうか。
シズカも開けたところが好きなようです。

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温めるオウサマペンギン at しまね海洋館アクアス

それは卵じゃない!

本日、「動物園・水族館ニュース 日刊 Zoo Ring」の記事をまとめていて、今更ながら疑問に思ったのがこれです。

しまね海洋館アクアス アクアスブログ 「でっかくなっちゃった!!!!!!

オウサマペンギンのヒナが順調に育っているようすです。

記事の前半は体重を計っているだけなのでまだいいとして、問題は後半の写真です。

ヒナが親の股間に潜り込んで温まっているのですが...

卵を温めるのは分かるのですが、どうしてヒナを温めるのでしょう。

オウサマペンギンだけじゃないです

これって、どこかで見たことのある光景だなと思って、いろいろ探してみたら、見つかりました。

男鹿水族館GAOのGAOっとぶろぐ! に登場したジェンツーペンギンです。
こちらの記事「2014ジェンピー6」でやはり、親の足元に潜り込んでいるヒナが見られます。

さらに同じくGAOの記事でイワトビペンギンも。
こちらの記事「ぐんぐん成長中」で、ちょっと無理がありそうですが、やはり親の足元に潜り込んでいます。

哺乳類がおっぱいを求めて親の胴体の下に潜り込もうとするのならわかるのですが、ペンギンは鳥類。
どうしてそこにわざわざ潜り込もうとするのでしょうか。

卵でもない物を温めようとする親鳥も親鳥です。

宿題です

結局のところ、こうなる理由は分かりませんでした。

Wikipedeia などで、オウサマペンギン(キングペンギン)、ジェンツーペンギン、イワトビペンギンの繁殖行動について調べてはみました。
が、ヒナはヒナ同士で集まって集団(クレイシ)を作るというような説明はあるものの、親の足元に潜り込む行動についての説明は見つかりませんでした。

繁殖期についても調べましたが、南半球でおおよそ12月から1月。夏真っ盛りですね。
寒すぎるから温める、ということでもなさそうなのですが、実はこれが理由だったりするのでしょうか。

水族館だと空調が十分に効いているはずなので、温める理由が無いような気もしますが、本能だったりするのでしょうか。

また、いつか、何か新しい資料が見つかるまで、この件は、謎のままになりそうです。

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2014年9月16日火曜日

ぼけたテン at 井の頭自然文化園

寝てるやつはまだいいのです

動物園について、「動物が寝てばっかりでつまらない」という話をちょくちょく聞きます。

これについては色々と反論したいところはありますが、まあ、寝てるというのはまだましなほうなのです。

動物によっては出てこないのですから。

井の頭自然文化園はそれほど大きな動物園ではないのですが、出てこない動物が2種類ほどいます。

一つはムササビ。まあ、こちらは巣箱にカメラが設置されたのでぼんやりとは様子を見ることができるのですが。

そしてもう一つが本日のお題の「テン」です。

機嫌がいいときは放飼場を走り回っているのですが、たいていは巣箱に入ったきりで出てきません。
巣箱にカメラが設置されているわけでもありません。

どうしてもテンを見たければ開園直後を狙うか、5時間くらい、時間の余裕をもって動物園に行くしかありません。

それがこの日に限って、どういう風の吹き回しか、こんなことになっていたのです。


ああ残念。あわててシャッターを切ったら微妙にピントが合ってませんでした。
でも、全身が写っている貴重な写真です。
顔があんまりかわいくない...。
ネットで「テン」を検索するとかわいい写真がたくさん出てくるのに...。

そしてこの次の瞬間、私に気づいたこのテンは、巣箱に逃げ込んでしまいました。
ピントが合ってなくてもシャッターを切っておいてよかったです。としか言いようがないです。

この前は機嫌が良すぎてこんな写真ばっかりしか撮れなかったのですから。


こっちもぼけてます

ちなみに、もう一つの出てこない動物も貴重な写真があるのです。


やっぱりとっさに撮ったのでピントがあっていません。
けれども目の大きさくらいはわかるでしょう。
ぱっと見、モルモットみたいですけど、ムササビです。

一応、ホンドテンもムササビも日本の在来種ですよ。

まあとにかく、何かいたらまずシャッターを切って、それからピント合わせなり構図の検討なりをして、きれいな写真を撮り直すようにしたほうがいいですよ、という今日のお話でした。

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待てないニホンザル at 地獄谷野猿公苑

待てないのです

本日、動物園・水族館ニュース 日刊 Zoo Ring の記事をまとめていて考えさせられたのがこちらの記事です。

地獄谷野猿公苑 ふぃーるどのーと 「美味しくなるまで待てない

地獄谷野猿公苑は他の動物園とは異なり、サルを飼育しているのではなく、あくまで野生のサルを餌付けして来園者に見せている施設です。

職員の方は毎朝、サルが来ているか確認しないといけません。
もしも来ていなければ、山に入ってサルを呼んでくる必要があります。
このところどうも毎日山に入っているようですが。

季節は秋。このところ山に入ると栗の実がなりはじめています。
けれどもサルたちが、まだ未熟な栗の実をせっせと食べてしまうのだそうです。
熟するのを待ったほうがおいしくてたくさん食べられるというのに。

食べるのを辛抱するとか、温存するとか、出来ないのがサルや動物の辛いところだ。

などという書き方をされてしまっています。

ニホンザル。Wikimediaより。著作権情報

人間はサルですか?

ここでいう「サルや動物」に人間は含まれるのでしょうか?
国語のテストなら「含まれない」と答えないといけないところですね。
もちろん、記事を書いた人だって、人間と対比させて「サルや動物」と表現しているのだと思います。

けれども、ニュースなどを見ていると、「がまんできない」ほうに人間が含まれてしまっているように思えて仕方ないのです。

最近の消費税の税率を上げるだの上げるのやめろだのといった話にしても、結局はがまんの問題ではないでしょうか。
税金が高くなるのをがまんする代わりに高度な行政サービスを受ける、というのが選択肢の一つ。
チープな行政サービスでがまんする代わりに税金を高くしない、というのが選択肢の一つ。

どこをがまんするか、という話のはずなのに、消費税率という目先の部分だけの話をしてしまっていて、その論調が「がまんできない」サルそのものです。

ここでふと思い出したのが、日本モンキーセンターのFAQの記事です。

サルに関するよくある質問というページにこのようなQ&Aが書かれていました。
Q:サルは人間なのにどうしてなまでやさいをたべるんですか?A:まず、サルは人間ではありません。人間以外の動物で...(以下略)
こんな質問、「よくある質問」のわけないだろうとつっこみたくなったのでよく覚えています。

この「サルは人間なのに」という言葉が、何かの間違いではないように思えてきた、今日の地獄谷野猿公苑の記事でした。

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2014年9月15日月曜日

知っててやってるわけではないアライグマ at 井の頭自然文化園

人気はあるのです

まずは、ちょっと以前の記事ですけれど、こちらの男鹿水族館GAOのGAOっとぶろぐ!「知っててやってる」に目を通していただけますでしょうか。

動物園の動物がどれほど人間を気にしているのかは気になるところです。

GAOのホッキョクグマの豪太君はどうやらお客さんのキャーキャー言う声が自分にとっていい意味だと理解して、さらに調子に乗ってしまうようです。

一方で、とある夏の日の井の頭自然文化園。

キャーキャーいう子どもたちの声がアライグマ舎の方から聞こえてきたので、そちらに向かいました。


アライグマが歩いています。
アライグマ舎のまわりを子どもたちが取り囲んでいます。
でも、この瞬間は子供たちは静かにしています。

決めのポーズ

次の瞬間。


立ち上がってエビぞりポーズを決めてくれました。

「キャーッ」と悲鳴が上がります。

そしたらまたちょっと歩いて、


決めっ!


ここでまた「キャーッ」。


ただ、GAOの豪太君とは違って、「キャー」が自分にとっていい意味だと分かってやっているのではないと思います。

これ、多分、常同行動です。
同じところを行ったり来たりするあれです。

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針キノコなキリン at 野毛山動物園

これ何だよ? なのです

本日、動物園・水族館ニュース 日刊 Zoo Ring の記事をまとめていて、この写真に大爆笑してしまいました。

写真の出所はこちらです。

野毛山動物園 のげやま動物トピックス 「そらの初ナイト

一枚目からこの写真なので圧倒されてしまいました。

キリンってとても背の高い動物なので、動物園に行ってもいつも下から見ることしかできません。
上から接近したこの写真は実はとても貴重なものなのではないでしょうか。

ひとしきり笑った後、落ち着いてからもう一度ゆっくり写真を見てみると、いろいろと興味深いところが出てきます。

アミメキリン。Wikimediaより。著作権情報

ヒゲがピンピンしてます

まず、注目の第1点はヒゲです。
私事ですが、昨日上野動物園に行ってきて、アザラシのヒゲをひたすら眺めていたその翌日なので、とてもヒゲが気になります。

キリンのヒゲ、アザラシやネコなどと同じようにピンピンしてます。ということはいわゆる感覚毛なのでしょうね。
そこそこレーダーの役割をしていると考えられます。

しかし、レーダーといっても何を感知したいのかよく分かりません。

サバンナの動物ですし、あの高さなので、そうそうヒゲに触れる物があるとは思えません。
水流を感じるアザラシや、狭いところをうろちょろするネコとは環境が違います。

あのヒゲで、高い木の葉っぱに触れると、口に入れなくても味が分かったりだとか、毒がないかが分かったりだとかするのでしょうか。

ネットで検索しても、キリンのヒゲについての考察記事は見つかりませんでした。

鼻の穴が見つかりません

もう一つ、あらためておやおや? と思ったのが鼻の穴です。

本日の野毛山動物園のブログ記事の2枚目の写真にやっと鼻の穴が写っています。

意外と上の方についているのですね。

鼻の穴は吻の先についているのが相場だと思っていたのですが、キリンは例外のようです。

臭覚はどのくらいあるのでしょうか。やはりネットで検索しても、キリンビールの香りの話ばかりヒットしてしまい、希望の考察記事は見つかりませんでした。

キリンに比較的近い種といわれるオカピは、吻の先に鼻の穴があるので、これはちょっとした観察のポイントになるかもしれません。
上野動物園に行くと、キリンとオカピの放飼場が隣り合っているので、何度も行き来して見比べできますよ。

視力が意外なのです

キリンの首はなぜ長いのでしょうか。

この子どもでも持つ疑問に、なかなかこれだという答えが見つかりません。

高いところのエサをとるために有利だからとか、遠くの敵を見つけやすいからだとかいわれています。
その両方かもしれませんし、それ以外の理由があるのかも知れません。

感覚毛とか、鼻の穴といった感覚器の話が続いたので、ついでにキリンの視力についても調べてみました。

大体、サル以外の哺乳類はそもそも色が分からず、臭覚や聴覚が発達している一方で視力はイマイチ、というのが定番だと思っていたのですが。

どこにでも例外はいるもので、キリンはとても目がいいそうです。
これはネットで検索したら、考察記事が見つかりました。サンディエゴ動物園の英語の記事ですが、参考にしたい方はどうぞ。

具体的な数字がないので、ヒトよりも目がいいのかどうかまでは分かりません。

ヒトの視力といっても、日本人を基準にするか、マサイ族を基準にするかでずいぶんと違ってきますし。

というわけで、キリンの面白写真のおかげでいろいろと調べて勉強することができました。

何事もきっかけは大切ですね。

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2014年9月14日日曜日

眠るスマトラトラ at ズーラシア

疲れると寝るのです

本日、動物園・水族館ニュース 日刊 Zoo Ring の記事をまとめていて気になったのがこちらのブログの記事です。

よこはま動物園ズーラシア すまとらとらBlog 「トラの子情報-2

スマトラトラの赤ちゃん、生後2日目から、6日目くらいまでの様子です。
かわいい写真がたくさんあります。

そのような中で注目なのが、最後の写真です。

母トラのデルが眠り込んでしまっています。よく見ると赤ちゃんも写っているのですが、注目は母親のデルのほうです。

疲れたから眠ってしまったというように記事では書かれているのですが。

スマトラトラ。Wikimediaより。著作権情報

疲れると眠れるのでしょうか

私たちは疲れると寝てしまうのは当たり前だと思っているかもしれませんが。

実は本日、もう一つ注目記事があるのです。
それがこちらです。

地獄谷野猿公苑 ふぃーるどのーと 「睡眠

タイトルがそのものずばり「睡眠」です。

野生のニホンザル、寝ているように見えて、熟睡が簡単ではないという説明がされています。

野生下ではいつどのような危険が身に迫るか分からないので、うとうと眠ることはあっても熟睡するわけにはいかないのですね。

動物園は平和なのです

かつて上野動物園園長を務めた古賀忠道さんが「動物園は平和なり」という言葉を残しています。
戦時中の猛獣処分などを知っている方の言葉なので重みがあります。

各地の動物園の建設にも影響力を発揮した方なので、この平和でなくてはならないという精神は古賀氏亡き今も日本中に残っています。

この先哲の気持ち、どれくらい動物園の動物たちに伝わっているのでしょうか。

今日のズーラシアのブログ記事を読むにあたり、どうのこうのいって動物園が安全な空間であるということを、スマトラトラのデルは少なからず分かっているのではないでしょうか。

動物園の動物は寝てばかりで面白くないと言われることがありますが、それが平和の証拠だというなら、それでいいではないかと思ってしまうのです。

熟睡していると動物たちは思わぬ寝相を見せてくれたりしますし。

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2014年9月13日土曜日

漫画のようなサル at 海の中道海浜公園

漫画の読みすぎです

本日、動物園・水族館ニュース 日刊 Zoo Ring の記事をまとめていて気になったのがこちらです。

国営公園 海の中道海浜公園 動物の森ブログ 「クモザル

記事そのものは何気ないクモザルの紹介なのですが。

何気に気になったのが、上の記事の2枚目の写真です。

ロープを渡るときにしっぽをロープに巻き付けています。

サルなのだからしっぽを使って当たり前、と思われてしまうかもしれません。が、しっぽでものをつかめるサルって意外と種類が限られているはず...。

というところから本日の調査が始まりました。

サルがしっぽで物をつかむ、というのは漫画やイラストではよく見かけますが、動物園ではとても限られたサルしかやっていないはずなんですよね...。

江戸川区自然動物園のジェフロイクモザル

記憶とWEBから考えます

ざっとこんな感じでしょうか。

しっぽでものをつかめるサル。
  • クモザルのなかま(クロクモザル、ジェフロイクモザル、ケナガクモザルなど)
  • オマキザルのなかま(フサオマキザルなど)
もちろん、クモザルすべて、とか、オマキザルすべて、という意味ではないですよ。

しっぽでものをつかめないサル。
(類人猿を除いて考えます)
  • メガネザルのなかま
  • サキのなかま(シロガオサキなど)
  • オナガザルのなかま(ニホンザルなど)
  • コロブスのなかま(アビシニアコロブスなど)
  • テナガザルのなかま(シロテテナガザルなど)
  • キツネザルのなかま(ワオキツネザル、クロシロエリマキキツネザルなど)

多いか少ないかというのは、ヒトの感じ方の問題もあるのですが、しっぽで物をつかめるサルの仲間というのは、かなり限られているのではないでしょうかね。

動物園に行って、サルがしっぽで物をつかんでいるのを見たら、もっと「おおっ」と驚くべきだと思うのですよ。

それとも私の調査不足でしょうかね。
詳しい方、教えてください。

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2014年9月12日金曜日

分をわきまえたライオン at 多摩動物公園

初動が大切です

多摩動物公園、のんびりしたライオン園の昼下がりです。


横になっているメスライオンにオスが接近していきます。

と、ここで異変発生。

緊急態勢に入ります。


より有利なポジションで相手を迎え撃つためです。

百獣の王とて無敵ではありません

しかしここは分が悪かったようです。


素直に道を譲りました。

多摩動物公園の名物の一つ、ライオンバスです。

ところで皆さん、ライオンバスって、実はライオンではなくて、人間が乗ってるって知ってましたか?

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スーパームーンなゴマフアザラシ at 男鹿水族館GAO

スーパームーンです

本日、動物園・水族館ニュース 日刊 Zoo Ring の記事をまとめていて笑える記事がありました。

事前情報として、一昨日の夜はスーパームーンということで、大きな丸いお月様を見ることができたようです。
東京は天気に恵まれず、見ることができませんでしたが。

それで、東京以外の動物園・水族館では、スーパームーン関連の記事がブログに掲載されていたりしたのです。

昨日驚いたのは、いおワールドかごしま水族館のスタッフブログのこちらの記事、「スーパームーン」。

こちらはカタカナです。実際、とてもかっこいいハンドウイルカのスーパージャンプの写真が掲載されています。
これだけでご飯3杯くらいいけるようなインパクトのある写真です。
著作権の関係でこのブログに直接引用できないのがとても残念です。リンク先でぜひご覧ください。

そして本日のインパクト記事はこちらです。
ひらがなで「すーぱーむーん」となっているあたり、ほのぼの感が出ています。

まずはリンク先を見てきてください。
男鹿水族館GAOの誇るスーパームーンの写真が2枚あります。

ひとしきり笑い転げたところで、ここでいつものように疑問が湧いてきたわけであります。

ゴマフアザラシ。Wikipediaより。著作権情報

丸くなけりゃいかんのか?

もちろん、丸いからこうやって記事になるわけなのですが。

なぜ、丸いのか、考え始めると止まらないのです。

まさに潜水艦がこの形なので、丸いほうが水中で有利なのかなと最初は思ったのですが。

マグロとかマンボウとか縦長ですし、ジンベエザメとか横長ですし。もっと水に適応しているはずの魚たちって、真ん丸じゃないですよね。

じゃあ、別の観点で、哺乳類だから?

あばら骨があるので、ある程度体が丸くなるのはこれで説明がつきます。

けれども、同じ哺乳類でも人間はこんなに真ん丸ではないですし、カワウソとかもどちらかというとひしゃげています。

どうしてなんでしょう。

考え始めると、今夜、月が出るころになっても眠れなさそうです。

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2014年9月11日木曜日

パジャマを着たままのマレーバク at 多摩動物公園

着替え前なのです

動物園・水族館ニュース 日刊 Zoo Ring の編集をしていて事前に情報をキャッチしていたので、多摩動物公園に行った際に、マレーバクの赤ちゃんをチェックしてきました。


「いつまでパジャマを着ているの! 早く着替えなさい!」とでも言われているような感じです。

ちょっと手前のアクリルの傷が気になりますね。ごめんなさい。

マレーバクの赤ちゃんは、イノシシ同様うりぼう模様なのです。
座り込んだりした姿もかわいいのですよ。

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