広告

2014年8月14日木曜日

動物園のIT機器 at 円山動物園 福岡市動物園

動物園・水族館でも今やホームページは当たり前の時代ですよね。

私のよく行く井の頭自然文化園でも、企画展で、ICチップやRFIDリーダーを使った展示をよく見かけます。
ぬいぐるみをボードの上に載せたら説明が画面に表示されるような展示です。

私の連れが原理に興味を持って、Suicaをボードの上に載せてしまい、面倒なことになりかけたこともありました。
Suicaを載せるほうも悪いのですが、それくらいで誤動作するシステムを使っているあたり、まだまだ試行錯誤なところもあるのでしょうね。
園の方、ごめんなさい。

超音波探知機に遠赤外線カメラ

さて、本日、日刊 Zoo Ring の記事をまとめていてIT関係でこれは面白いと思った記事が2件ありました。

参考:



円山動物園の記事では、コウモリを探すのに超音波探知機が、福岡市動物園の記事では消灯後の獣舎内の様子を撮影するのに遠赤外線カメラが使われています。

コウモリ探知機

まず、超音波探知機のほうですが、こちらはそのものズバリ、「コウモリ探知機(バット・ディテクター)」という商品があります。
ネットで検索してみると、1万円以下の組み立てキットから、4万円以上の完成品まで、多種多様な商品が見つかります。

コウモリを探知するだけにしか使えなさそうなので、あまり安い買い物だとは思えません。
よほど好きな人が買うものなのでしょう。

防水加工して海でイルカ探しに使えたりしないかなとも思いましたが、そのような海域まで行くことのほうがよほど大変ですね。

遠赤外線カメラ

福岡市動物園で使用された遠赤外線カメラですが、これは、市販のビデオカメラの夜間モードとの違いが私には分かりませんでした。
SONYのビデオカメラのちょっといいタイプだと、ナイトショットという機能がついています。

こういった感じのものに業務用としてのチューンナップがされているのでしょうかね。

もっとも、民生用のカメラの場合、原理としては赤外線ライトを照射しているわけで、人間にはその赤外線が見えなくても、動物にも見えていないという保証はありません。
人間にとって真っ暗でも、動物にとってはまぶしくて仕方がないという状況になっている可能性もあるわけです。

普通に暗視カメラでもよかったのではないかと思ってしまうのですが、暗視カメラでは役に立たないくらい獣舎の中って真っ暗になるということだったのでしょうかね。

ちなみに、赤外線照射タイプのカメラで2万円前後、暗視カメラで4万円前後から手に入るようですが、一般の方がそんなものを夜の動物園の真っ暗な獣舎にもちこむ場面というのが想定できません。
基本、防犯カメラとして売られています。

使いこなし

こういったIT機器を投入したところで、例えばコウモリなら、見つかった種や場所を記録していくだとか、遠赤外線カメラなら画像を整理していおくだとか、そういったアフター作業をしなければ、面白かったねだけで終わってしまいます。

そういった作業、慣れないと時間がかかります。

結局、装置類よりもその操作にかかる人件費のほうが洒落にならない、というありがちな結論に落ち着きそうですね。

ちなみに民生用の赤外線照射型のビデオカメラで一番入手しやすそうだったのはこちらです。
かわいいペットが夜中に何をやっているか撮影してみたりできるかも知れません。


広告



0 件のコメント:

コメントを投稿