広告

2014年8月25日月曜日

3度登場するアメリカバイソン at おびひろ動物園、富山市ファミリーパーク、アフリカンサファリ

記事がかぶるのです

本日、日刊 Zoo Ring 動物園ニュース、水族館ニュースをまとめていて気になったのがこちらの記事です。
参考:
一日でバイソンの記事が3本もかぶってしまいました。

アメリカバイソン。Wikimediaより。著作権情報


バイソンです


バイソンというのは有名な動物です。

別名、バッファローともいいます。
パソコン周辺機器で有名な(株)バッファローもこれにちなんだ社名です(厳密にいうと、プリンタの「バッファー」にちなむ社名で、バッファローという生き物に語呂を合わせた、と説明しないといけませんが)。

他にも、プログラミングをやる人にとっては、GNU bison というソフトウェアの名前でも馴染みがあるかと思います。ヌーとバイソンを一緒くたにしているようで、これはこれで 不思議なネーミングではあります。
なお、ソフトウェアの実際の機能と、バイソンとは何の関係もありません。

というわけで、バイソンという動物はそこそこ名前は売れているのですが、世間的に見て、ゾウ、キリン、ライオンなどといった動物園のスター動物と比べると、人気は一つ劣っているようです。
特に動物園の動物としては。

2年ほど前、上野動物園で飼育されているアメリカバイソンの「グンマ」が亡くなったときも、これはきっとネットで「グンマ死亡」のネタで盛り上がるだろうなと不謹慎ながら思ったのですが、まったくスルーされてしまっておりました。

絶滅寸前から復活しました

野生のアメリカバイソンといえば、一時は人間のせいで750頭くらいにまで頭数が減っていました。
それが、保護政策が奏功して、現在は30万頭を超えるくらいにまで復活してきています。
このあたりの話はWikipediaのアメリカバイソンの記事に詳しいです。

この保護政策のおかげで、日本の動物園に展示用動物として入ってくる頭数が、他の動物に比べて意外と少なかったということなのでしょうか。

おびひろ動物園では目立たないのです

おびひろ動物園のブログでは、毎朝、その日のスポットガイドの予定が公表されます。
単に予定表だけだと寂しいからでしょうか。
毎日予定表に合わせて、1種類ずつ、動物が紹介されています。
それが本日たまたまバイソンだったのです。

いつも一言添えられているのですが、アメリカバイソンについては「あまり目立つ存在ではありません。身体は大きいんですが・・・。」などと書かれてしまっています。

富山市ファミリーパークではファミリーネタです

こちらのブログでは、母娘の「ゆう」と「ユイ」が登場します。
親子では済まされない、微妙な両者の関係。
狙ったわけではないのでしょうが、さすが「ファミリー」パークですね。

アフリカンサファリでは現実離れです

そもそも、アメリカバイソンがアフリカンサファリにいること自体がゲフンゲフンなのです。
動物園でぼんやり動物を眺めていると、生息域の違いまで考えが及ばないことがよくあります。
最近、上野動物園でもそのあたりを配慮したのか、ホッキョクグマとペンギンの展示場所を必要以上に引き離してしまいました(ペンギンは北極にはいません)。

アメリカバイソンは名前のとおり、アメリカの動物です。

本日登場のもう一頭の動物はミナミシロサイ。アフリカの動物です(こちらはアフリカンサファリでノープロブレムです)。

バイソンがサイのエサを横取りしようとしているのですが、そもそも野生下ではありえない状況なのです。

これは動物園、それも、サファリ形式ならではの光景です。

また、写真では分かりにくいですが、サイって、バイソンの倍くらいの体重があるので、にらめっこでは済まない状況だとも思えるのですが。
これはさすがに現地に行って見てみないと、緊迫度は分かりませんね。

もう二度とないでしょう

たとえばフンボルトペンギンの孵化とか、季節性があって、あちこちの動物園・水族館で飼育されている動物なら、一日にブログのネタが何本かかぶることはあります。

けれどもアメリカバイソンの記事が一日に3本も重なることは、もう二度とないでしょう。

特に今日は、季節も何も関係のない、本当に偶然のネタ3本でしたし。

広告



0 件のコメント:

コメントを投稿